●1・2学年 〜「餌付け」を目標〜
この学年の子に「野球はとても面白いものだ」と思わせてしまったら、こっちのものです。土日の朝になって「早く野球に行きたい」と言い出すようなら、その子は必ずうまくなります。比較的早いこの時期に野球を始めてるのは、兄ちゃんの野球を見よう見まねでやって仲間に入れてもらいたいとか、本人の気持ちとは別に親御さんの期待が強かったりするケースが多いようです。
指導上で心がけたいのは、野球の技能向上よりも集団の一員としての振舞い方(別名「しつけ」)を教える込むことだと思います。そのためには「アメとムチ」を使い分け、いい意味での「餌付け」を目標にします。とにかく毎回休まず練習に来てもらうため、練習メニューにも手を変え品を変え、飽きさせない工夫が必要です。また、大人が楽しんでいないと、そのことを子ども達は敏感に察知します。
●3・4学年 〜自我が目覚めてくる頃〜
この時期に野球チームに入る子どもが多いようです。意識の中では、親の意向で野球をやらされている自分と、楽しいから野球をやっている自分が混在する時期ではと思います。プレーも見ていて、だいぶ野球らしくなってきます。たまにダブルプレーを決めたりできるようになってきます。「うまくなる→好きになる」の上昇スパイラルと「エラーした→がっかりする」の下降スパイラルが混ざり合いながら、うまくなっていく時期です。
この年代の指導は難しいです。自我が目覚めてくる頃なので、楽をしていい結果を出そう(スキがあればサボろう)とする傾向が強くなってくるからです。相変わらず「アメとムチ」を使い分け、自尊心をくすぐりながら、ほめたり叱ったりする必要があります。この時期にしっかり指導できるかで、高学年でちゃんとした野球ができるチームになるか決まるように思います。
また、試合の出場機会が増えて、親御さん(特にお母様)の応援に一段と力が入ってくるのもこの時期の特徴です。親が本気になると、子どもが上手になる速度が速まるような気がします。
●5・6学年 〜より高いレベルの野球を目指す〜
この年代になると、隠れた努力をしているか、頭で考える野球ができるかどうかで「個人の技量の差」がついてきます。また、チーム内での「自分の位置」や、野球に対する「次の目標」を自覚するようになります。また、この時期にふとしたきっかけで「いきなり上手くなる」子どもが多いような気がします。
プレーのスピードはかなりのものですから、より高いレベルの野球を目指せるように指導します。いつでも次にすべきことを考えて、少しでも早く反応できるように準備させます。時々、指導者にもできないような、すごいプレーをする子どもも何人か目にすることができます。
この学年で強豪といわれるチームは、例外なく礼儀正しいですね。あいさつはもちろんのこと、グランド内での態度も見ているこちらが気持ちがよくなります。これも低学年のうちからのしっかりした指導の結果だと思います。
また、6年生は仕上げの年に満足した結果が残せると、親子共々、チームへの愛着がいっそう増す傾向があると思います。
以上
(2005.7.5 小学部のコーチより寄稿)
確かに躾は大事ですね。
挨拶や返事もまともに出来ない子供にスポーツが上手くなるとは思いません。
徐々にでも野球が好きになってくれればとは思うのですが笛吹けど踊らずで
親はやきもき・・・
影で努力をしない息子を持つ親としては、いつか取り残されるのではと心配している次第です。